本放送:2021年12月2日(木)
再放送:2024年12月19日(木)
第5週「1946−1948」
あらすじ
1948年(昭和23年)夏、終戦から三年が経過。るいは3歳になりました。その頃には、砂糖、小豆、そして米などの和菓子をつくる材料が手に入るようになり、安子はおはぎやまんじゅうも作るようになりました。
その頃、ラジオ英語講座「英語会話」、通称「カムカム英語」は大人気番組になっていました。安子は倹約をしながらラジオを買い、「カムカム英語」の放送をるいと一緒に聴くことが日課になりました。
そして安子は、大口のおはぎの注文を受けました。おはぎを毎朝200個卸して欲しいという注文が入ったのです。安子は自転車とリアカーを購入。リアカーにおはぎとるいを乗せ、注文の品を届けるようになりました。
るいとの二人暮らしの中、安子が思い出すのは稔のことでした。そして安子は、稔が「るい」という名前に込めた想いをるいに語って聞かせました。そんなある日、思いがけない人物が安子の前に姿をあらわしました。千吉がやって来たのです。
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予習レビュー
終戦から三年が経過し、るいちゃんは3歳になりました。
本作『カムカムエヴリバディ』の放送が開始される前の番宣で、安子ちゃんの乗った自転車が引くリアカーにチビるいちゃんが乗っている映像が繰り返し紹介されました。
その場面が、今回描かれます。
芋飴の売り歩きから始まった安子ちゃんの無店舗の和菓子屋さんは、今もまだ無店舗だとは思うのですが、大口の注文を受けるほどになりました。
そして、芋飴の売り歩きのときは、るいちゃんをおんぶしていた安子ちゃんでしたが、今では商品の配達は自転車とリアカーを使うように。
千吉さんの言葉を借りるなら、堅実な商売を続けてきた「たちばな」で育った娘だけのことはあります。
堅実な商売を続けてきた結果、芋飴の売り歩きから、おはぎやまんじゅうを大量に作って毎日配達するほどにまでなったようです。
さて、安子ちゃんはるいちゃんとの幸せな二人暮らしがいつまでも続くと思っているのかもしれません。
しかし残念ながら、次回あたりに雲行きがあやしくなってくるようです。
感想
幸せな二人の後ろ姿
夕陽に包まれる家の中で、安子ちゃんとるいちゃんの二人がカムカム英語に聴き入る幸せいっぱいの後ろ姿。
この場面が目に焼きついて忘れられません。
この優しい時間がいつまでも続いて欲しいものです。
しかし、その幸せな二人の後ろ姿には決定的に足りないものがあります。
稔くんです。
るいちゃんが一気に大きくなったので、ずいぶん時間が経ったような錯覚に陥りますが、終戦からまだわずか三年です。
安子ちゃんの喪失感が、そんなに簡単に消えずはずはありません。
幸せと悲しさが絶妙に入り混じる、なんとも味わい深い回でした。
まさかの千吉さん
闇市(?)での芋飴の売り歩きから始まった安子ちゃんの商いは、ついに大口の注文を受けるところまでになりました。
杵太郎さんと金太さんの「おいしうなれ」は安子ちゃんにも受け継がれ、「たちばな」のおはぎが復活した瞬間を見たような気さえしました。
大家さんのおばちゃんも言ってましたが、安子ちゃんがるいちゃんをおぶって大阪までやって来たとき、どうなることかと心配でした。
余談ですが、大家さんのおばちゃんが、るいちゃんの前で「鈴木くん」の話をしだすのでないかとヒヤヒヤもしました。(笑)
そんな幾多の困難を乗り越えて、安子ちゃんはここまで来ました。
そこへ・・・
まさかの千吉さんが登場。
これにはブログ主もびっくりさせられました。
千吉さんの登場は明日のつもりでいたので。
安子ちゃんの人生が再び動き始める大きなフラグが立ってしまいました。
それにしても千吉さん、安子ちゃんの居場所をどうやって突き止めたのでしょうか。
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安子「ルイ・アームストロングいう人から名前をもろたんじゃ・・・・・・・・・。」
るい「ルイ・アームストロング・・・・・・・・?」
3年前は口が裂けても癒えなかったことですね。
そう言えば現在劇場公開されている「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」のエンディングで流れている曲がルイ・アームストロングの「We have all the time in the world(愛はすべてを超えて)」なんですよね。
偶然かな?
あのまま闇市で芋飴を売り続けることになったら、どうしようと思いましたが、今日は母子のつつましいながらも、それなりの高度経済成長の兆しが垣間見えてホッとしました。
でも稔さんとるいちゃんのラジオ体操は・・・ちょっと来ましたね。
ひょっとして千吉さんは、ひょっとしたら安子の消息を知っていたんでしょうか?
で、表向きは「貧しさに音を上げて、詫びを入れてもらう形で戻ってきてもらい、家庭内を丸く治める」ふうにしたかったのに、勇君の思惑の方が当たってしまい、しびれを切らしてやってきた・・・とか。
本当は家族思いのあったかい人なのに、家族をまとめる方法が一択で、家長とか父権とか、そういう時代だったんですよね。
安子ちゃん、少女時代に憧れていたパーマをあててましたね。パーマも平和の象徴ですね。
貧しくても、平和で幸せな母娘2人の時間。るいちゃん、こんなにしっかりと母親とも周りの大人とも会話してるのに、岡山で暮らしたら忘れてしまい、母親のこと恨んでしまうのですね(泣)
でも、記憶の奥底から何かのきっかけで甦り、娘に「ひなた」と命名するんですよね。今、大阪で交流している誰かが、るいちゃんが大人になってから再会するといいなあ。
今日もいい1日だったなあ。
大口の注文も入って、
これって、やっぱ、
安子のおはぎは「うまい!」って評判が
大口の注文に繋がったんだよね。
(そうに決まっているか!?)
しかし、歩いて注文主に届けるって、
おいおい、注文主~
そこんとこ、考えていなかったんかい!?
まあ、帰りは、自転車(とリヤカー?)を
貸してくれたんだろうね。
最後、段田安則お父さんが出てきて、
「安子さん、探したよ~」って
明るく言ってくれるかと思ったら、
おや?
うん?
ちっと暗くって、
なんだか、悪い予感がするの~
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
ほのぼの回の節々に染み付いた稔くんの教え。
そして切なさが入り混じり、何とも言えない気持ちになってしまいました…。
自転車の伏線がここで回収。
特に安子の妄想の中の稔くん。
英会話に思いを寄せながら、こうだったらいいのになが本当に切ない。絶対に叶うことはないのだから。
そして行方を掴んだ千吉さん。
でもよくよく考えてみれば、稔くんの旧住所なのですぐ割れてもおかしくないんですよね。
むしろよく2年もバレなかったなと不思議なくらいです。
親子でお菓子作りに励む。ここまでは良好な親子関係なのですが?三年たったので勇君のその後はやはり気になります。お店構えてました。千吉さんの見立て通り安子さんには商才がありました。「手に入れる事ができなかった家庭の姿。」切ないです。来た。大口の注文。住吉まで配達。二人が住んでいたのはどこだったか忘れてしまいました。どなたかお教え願えれば幸いです。よもぎと言えば「男はつらいよ」のとらやの草餅ですが、今回は全部料理に使ったみたい。るいちゃんの名前の由来今なら堂々と言えます。岸田総理じゃなかった千吉さんの訪問。果たして吉か凶か?