2024/10/4(金)第1週「おむすびとギャル」
あらすじ
風見に誘われた天神での書道展に行く日曜日を迎えました。結が風見とともに書道展の会場に向かう途中、ハギャレンのギャルの一人であるスズリンが街中でティッシュ配りをしている姿を目撃。そのとき、スズリンがふらつき始めました。
結はスズリンに見つからぬよう風見の陰に隠れて会場まで歩きました。しかし結は、具合が悪そうなスズリンを見捨てることが出来ませんでした。結は、書道展をキャンセルすると、スズリンのもとに引き返しました。
スズリンと向き合った結は、初めてギャルの悩みと夢を聞きました。スズリンは中二の時に父を亡くし、家の借金返済のために高校中退を余儀なくされていました。しかしネイリストになる夢を持ち、食費をギリギリまで削ってお金を貯めていました。
ハギャレンの他のギャルたちもスズリンのもとに駆けつけ、ルーリーは改めて結に総代になるよう懇願しました。拒否する結にスズリンは友達になろうと提案。スズリンの提案を受け入れた結は、その日初めて立ち入り禁止の歩の部屋に足を踏み入れるのでした。
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感想
スズリンの事情
前回、悩みもないギャルと自分は違うのだと言い切った結ちゃんが、ギャルの悩みと夢を初めて知りました。
前回のゲームセンターの場面。
ギャルたちがゲームセンターを立ち去る際に、スズリンがフラッと倒れそうになりましたが、それが回収されました。
そして、フラッと倒れそうなスズリンの姿によって、結ちゃんの中にある米田家の呪いが今回も発揮されました。
そして米田家の呪いが結ちゃんの中のギャルへの偏見を少しだけ解消したようです。
ところでスズリンはいつもスナック菓子ばかり食べていました。
スナック菓子の食べ過ぎそのものも何かと問題ですが、スナック菓子が主食だったとは。
しかも100円のスナック菓子で二日もたせるって・・・。
それはもう具合が悪くなって当たり前。
しかし、そんな食生活をせざるを得ない事情がスズリンにはありました。
ギャルの仮面の下にこんな悲しい素顔があったとは。
中二の時にお父さんが死亡。
それまで普通に幸せに暮らしていた生活は激変。
高校中退を余儀なくされることに。
借金返済のためにお母さんは仕事を掛け持ち。
忙しく過ぎて子供の食べ物のことまで手がまわらないのでしょう。
病院の看護師に食生活を改善しろ、お母さんに相談しろと言われても、それは出来ない相談です。
お父さんが生きている頃を思い出し泣き出すスズリン。
こんな事情を知ってしまったら、結ちゃんは米田家の呪いからもう逃れられない。
ギャルが嫌いとまで言い切った結ちゃんでしたが、ついにギャルが友達に。
そしてギャルと同時に大嫌いだったお姉ちゃんの部屋に侵入。
主人公が今後、ギャルになるフラグが立ちました。
お姉ちゃんの部屋
立ち入り禁止だったお姉ちゃんの部屋に結ちゃんが初めて侵入。
この場面で思い出したのは『あまちゃん』で、アキちゃんが実家のお母さんの部屋に入り、お母さんの過去を知る場面。
結ちゃんも目を逸らしてたお姉ちゃんの本当の姿を垣間見たような気がしたかと。
お姉ちゃんの部屋、驚くほど整然としていました。
ルーリーの言葉を借りるなら本気でギャルをやっていたことが部屋の状態から伝わってきました。
ところで、結ちゃんのクラスメイトのギャル・リサポンは、歩ちゃんに助けてもらったことがギャルに憧れるきっかけだと言ってました。
このリサポンの言葉からわかること。
歩ちゃんもまた米田家の呪いから逃れられなかった一人のようです。
そして米田家の呪いゆえに、居場所のない孤独な子たちを集めてハギャレンという居場所を結成したのかも。
歩ちゃんの人となりが見えてくる、歩ちゃんの部屋の場面でした。
聖人さん
前回、永吉じいちゃんから農家として失格みたいなことを言われた聖人さん。
しかし、そのとき、聖人さんはそれほど強く反発しませんでした。
いつもはすぐに口答えするのに。
聖人さんが強く反発しなかった理由が判明。
聖人さん、自分は今でも散髪屋であって農家ではないと信じているらしい。
だから、農家として否定されてもなんとも思わなかったわけですね。
そして、いつか神戸に戻って床屋を開業したいと聖人さんは発言。
神戸編のフラグが立ちました。
予習レビュー
前回の本欄では、主人公の姉・歩ちゃんの世代のギャル文化についてまとめてみました。
今回の本欄では、主人公の結ちゃんのギャル文化についてまとめてみます。
主人公・結の世代のギャル
結ちゃんが高校に入学しギャルのグループ「ハギャレン」に勧誘されるのが2004年。
ドラマの中でもギャルのグループ「ハギャレン」の衰退が描かれますが、実際にこの頃からそれまでのギャルブームが終焉を迎え始めます。
姉の歩ちゃんの世代がギャルブームの始まりのタイミングだったのに対して、結ちゃんの世代はギャルブームの終わりの始まりのタイミングです。
結ちゃんがギャルのグループに入った2004年頃。
2005年前後に、上戸彩、長澤まさみ、新垣結衣、堀北真希、戸田恵梨香などが次々とデビューし、清純派女優ブームが発生。
さらに2006年にはAKB48がデビュー。
若い女性のトレンドは、派手なファッションから黒髪とナチュラルメイクに移行。
清楚系ブームが到来し、従来のギャル文化は若者文化の中心的な立ち位置を失いました。
しかしギャル文化はその後も形を変えて継続。
2000年代に入ってすぐ、浜崎あゆみが本格的にブレイクすると、白い肌に金髪の「白ギャル」が勢いを増しました。
結ちゃんのギャル姿がすでに公開されていますが、「白ギャル」に近いものと思われます。
2000年半ば以降はギャル文化の細分化が進みました。
2007年頃から流行した姫ギャルなどがその一例です。
しかし2010年代に入るとギャル文化の衰退は本格化。
ただし、2010年ごろはすでに結ちゃんはギャルをやめ、専門学校の卒業し、栄養士として活動しているはずです。
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結ちゃんの心の移り変わりが丁寧に表現されていて、とても面白かったです
ゆっくり伏線を張っていくドラマはやはり面白いですね
海で助けた少年にトマトを食べさせて笑顔にした件があったので、
助けたギャルにおむすびを食べさせて元気になってもらう件もぶち込み感が薄くて特にすきでした
永吉さんはホークスファン辞めれないよ
この世代の方々はライオンズが埼玉に身売りされホークスが移転してくるまで福岡に20年以上プロ野球がなかった痛みを知っている世代だからね
カラオケがなかった時代だから「よみがえれ、俺の西鉄ライオンズ」のレコード聴きながら返せ、返せ、ライオンズを返せ~♪というサビを何度も口にした世代だし
「おにぎり持って。」宮崎さん。おばあさんが板に付き。思いもかけず二人きりのデート。にもかかわらず米田家の呪いが。お父さん美容師だったんんだ。神戸にいたことと言い「不謹慎にもほどがある。」を連想する。鈴音さん大変だ。おにぎりが何より。実際の所、コンビニやスーパーのおにぎりよりも家で握ったおにぎりの方が美味しい。思わぬ事からギャルと友達に。PS 池畑さん好きです。「夜と朝の間に~♬。」
スズリンちゃんが倒れたのは祖父のおやっさんこと立花藤兵衛から「孫が一人前になるまで側にいてほしい」という遺言をコロッと忘れ海外にショッカーの残党を追いかけ3年間放ったらかしにした本郷猛の責任
という映画「仮面ライター1号」のストーリーがごちゃごちゃになった妄想
総代候補を探しに糸島まで来ているハギャレンですが当時の糸島にはとんでもない素材がいたという現実
AKB神7の一人でマリコ様と呼ばれた篠田麻里子さんをスルーしているのはスカウトとしては大失策