本放送:2021年11月25日(木)
再放送:2024年12月12日(木)
第4週「1943−1945」
あらすじ
岡山市内が焦土と化す中、ひさと小しずに供えるための安子はおはぎをつくり始めました。そして、おはぎの作り方を教えてほしいと金太に懇願。安子の頼みを受けておはぎ作りを教える中、金太は少しづつ菓子作りへの情熱を取り戻しはじめました。
10月。岡山市内の百貨店が営業を再開し、岡山で暮らす人々も町の復興に向けて動き始めました。そんな中で金太は安子に言いました。たちばなを立て直すと。その日以来、安子は菓子の材料を手に入れることに奔走しました。
安子と金太は、焼け跡の中に掘立て小屋を建て、菓子の商売を開始。安子と金太がつくった和菓子は、砂糖の代用品の人工甘味料を使ったものでした。しかし、安子と金太が町に出てお菓子を売り始めると、甘いお菓子に飢えた人々に飛ぶように売れました。
そして、それまで雉真家で寝泊まりしていた金太は、掘立て小屋で暮らし始めることにしました。その日の夜、金太は夢を見ました。算太が帰ってくる夢でした。そして金太は、家族に囲まれる夢を見ながら息を引き取るのでした。
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第19週
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予習レビュー
戦後の復興の場面が描かれる回。
焼け野原の中、安子ちゃんは前に向かって歩き始め、失意のどん底にいた金太さんも、安子ちゃんに背中を押される形で気力を取り戻しはじめました。
そんな前向きな回の中で、とても気になることがあります。
それは、安子ちゃんと金太さんが売っているお菓子を盗もうとした少年の存在です。
ただでさえジェットコースター的な展開の中で、余計なエピソードを入れる時間的な余裕がない本作で、本題と関係なさそうな少年が登場するのか。
これはブログ主の予想ですが、この少年はケチべえさんの出来すぎた息子ではないか。
そんな気がしています。
人生に達観しているあの出来すぎた少年が、戦後の混乱の中で盗みを働くようになってしまう。
そんなギャップを描くことで戦後の混乱した状況を際立たせようとしたのではないか。
以上がブログ主の予想です。
もし、この予想が当たってしまったとしたら、願わくば盗みの動機が親のためであってほしい。
孝行息子であるがゆえに盗みを働いてしまう。
そんな展開であって欲しいと願うばかりです。
感想
どこまでが現実で、どこまでが夢なのか区別がつかない、実に不思議な回でした。
おはぎのおっちゃん!
「おはぎのおっちゃん!」
外から金太さんを呼ぶ声に続いて、掘立て小屋に入ってきたのはまさかの算太くん。
そして、おはぎを売って大金を稼いできたことを自慢する算太くんの姿を見ながら、しばらくずっと混乱していました。
ブログ主はにぶいので、かなりの時間が経ってからやっと気がつきました。
これは金太さんが見ている夢なのだと。
それが夢だと気がついたのは、算太くんが次の一言を言ったとき。
戦争なんだから(ひささんや小しずさんが)死んでしまうのは仕方がない。
夢の中のこの言葉で、金太さんの心は救われ、家族の幻の中で幸せに逝くことができたと信じたいです。
算太くん
さて、「おはぎのおっちゃん!」
という声の主は、泥棒してつかまった男の子に違いありません。
男の子が帰ってきたとき、すでに金太さんは亡くなっていたか、あるいは、あの世に迎えられているタイミングだったのかもしれません。
すると、算太くんはあの世からのお迎え?
ということは算太くんの戦死の暗示?
金太さんの心が救われ、夢の中で家族と再会することができたのは、金太さんにとって幸せな最期でした。
算太くんに謝ることができたのも、金太さんの救いになったかと思います。
しかし、算太くんがどうなってしまったのか、ひどく心配になってきました。
少年
本作は、和菓子(あんこ)、ジャズ、時代劇、高校野球などなど、これまでドラマの中に出てきたアイテムが後半になって回収されるのだとか。
例えば、成長したるいちゃんはジャズが大好き。
るいちゃんの娘で三代目ヒロインは時代劇が大好き。
るいちゃんの長男は高校球児、という設定です。
その中で、最も主要なアイテムの和菓子(あんこ)がどのように回収されるのかは、今のところ判明していません。
もしかすると、金太さんからお菓子売りを託されたこの少年が、成長して和菓子(あんこ)に関して大きな役割を果たすのかもと、そんなことをふと思った『カムカムエヴリバディ』第19回でした。
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鈴木アナ壊れてしまった後、IKKOさんグッジョブ!
お久しぶりです。
いつも ありがとうございます。
変わらず毎回拝見しています。
今日は堪えました。
マッチ売りの少女のラストみたいでした。
夢と理解するのに時間がかかりました。
明日は更なる号泣回。
仕事前には見れそうにありません。
算太さんはもうすぐカムカムエブリバディで、髭を蓄えおじさんなった姿映し出されてたから
無事に帰還するのはわかります。
みつりさんによく似た人とNHKじゃない方に行ってますからね。
金太さんの夢はなんとなく男の子の声と会話の不自然さから分かりました。
数ヶ月分を数日でジェットコースター朝ドラならではですね、
算太くんが、帰ってきた。
でも、待って。
なぜ算太くんが、おはぎを売り歩いていたの?
でも、入り口で「おはぎのおっちゃん!」と呼び掛けた声は、確かまだ小さい少年の声だった…。
その辺りから、もしや…と思い、二人でラジオを聞きだしたシーンでこれは!と思い…。
「おはぎのおっちゃん!」と呼び掛けた声は、現実だったのではないでしょうか。
少年は確かに帰ってきた。
その声を聞きつつ、少年が帰ってくれば算太も帰ってくる、と少年に掛けた気持ちが算太が帰って来た幻を見せたのでしょう。
幻の中で、懐かしい家族と笑い合いながら、金太さんは逝ってしまいました。
「戦争だったから、しょうがない」
算太くんの言葉ではありましたが、金太さんはようやく自分を許すことが出来たのかもしれません。
金太さんは、最後の力を振り絞って安子さんにおはぎのレシピを教え、人生最後のおはぎを作ったのですね。戦災孤児の子に最後のおはぎを託したのも生き残った子に何かを伝えたかったのですね。たとえお金は戻らなくてもこの子には空腹時においしいおはぎを腹いっぱい食べたという記憶だけは残る。お金が戻ってくれば、この子は商売を覚え、生きる術を身に着ける。賭けではなくて生死のわからぬ算太君の代わりに最後の親心をこの少年にかけたのですね。
あさイチで、鈴木アナが泣いて声が出ませんでしたね。私も今回の15分、ん?と思いながら見続けていて、最後の最後にやられてしまいました。
金太お父ちゃん、亡くなる前に美味しいおはぎ作れて良かった。母親と嫁を死なせてしまった重責からもやっと解放されて、みんなでラジオ聞きながら笑っているんだろうな。
でも、安子ちゃん、家族皆亡くしてしまって、どれだけショックか…。辛すぎますね。
そうか、死ぬ前に見た夢なんですか。どうりで少年の声がしたのに少年がいないわけだ。
「少年が帰ってくると、算太も戻ってくる」という期待が最後に見た夢となって
実現したのですか。これで算太も亡くなっていれば、安子はるいを除いて天涯孤独と
なるですね。おそらくるいを取り上げられて、単身アメリカに渡ることになって。
昨日の、私の感想が掲載されていなくて、
ブログ主様がお忙しいのかしら?
ご病気かしら?
感想を取捨選択されているのかしら?
で、今日ですが、
算太(算多?)が帰ってきて、良かったね!
と思ったんだけど、なんだか、少し変で、
算太がなぜ、おはぎを売っている?
算太がなぜ、安子の無事を知っている?
夢落ちか?
と思ったら、
え!?
幻!?
衝撃のラストでした。
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
算太君、やはり幻想なの?でもそうだとすると金太さん、算太君を勘当したことをかなり悔やんでいたのですね。後悔先に立たず。
おはぎを味見する両家、ここだけ見ると、間近に起こった悲劇や、これから予想される困難を感じさせないくらい幸せそうでしたが。百貨店は天満屋?まさかこのような形で安子さんのお菓子作りが実現するとは。万引きした戦災孤児?に金太さん委託販売。算太君生還。賭けに勝ちました。算太君意外に商才発揮。知らぬ間に勘当は解け。懐かしい早慶戦がラジオから。幸せな日々の思い出が蘇る。えっ金太さんナレ死?あっけないよ。悲しいよ。
城田N「金太が亡くなっていると知らせが入ったのは・・・・・・・・・。」
算太「俺も安子も生きとる・・・・・・・・。」
復員した算太兄さんはあの売り上げを納めに来た少年の中に金太父さんが見た幻だったわけか。
命の最期の炎を燃やして、菓子作りに励む金太さん。
やっぱり心残りは算太のことでした。
少年を算太に重ねてしまうのは本当に切ない…。
どんなドラ息子でもやっぱり可愛い息子。
行き違いのままで死んでしまえば、死んでも死にきれない。
最後の最後で分かり合えたのは救いでしたね。
しかしながら、算太が現実なのか幻なのかがはっきりしないのが不穏です。
玄関口の声は少年の声でしたから。
金太を連れてくる為の「死神」なら彼はもう…。
算太の今後にも気になります。