らんまん

主人公・槙野万太郎5歳 / らんまん 第1回

2023/4/3(月)第1週「バイカオウレン」

あらすじ

慶応3年(1867年)3月、土佐の佐川村。この物語の主人公・槙野万太郎は、造り酒屋「峰屋」の跡取り息子として生まれ名目上の当主でしたが、病弱な体質が祖母のタキや母のヒサの心配の種でした。

その年の春、酒職人たちの仕込み作業が終わる酒蔵の祝宴の日を迎えました。その日は、万太郎にとってはごちそうが並ぶことが楽しみな日でした。万太郎は、人の目を盗んでごちそうの中から山椒餅を失敬すると、それを持って友達の家に駆けつけました。

しかし走り過ぎた万太郎は途中で具合が悪くなり、友達の家に着くなりその場に倒れてしまいました。槙野家に連れ戻された万太郎は祖母のタキから休んでいるように言われ、楽しみにしていた祝宴の席に出られませんでした。

一方、分家の者たちは病弱な万太郎が当主であることに不満を募らせていました。そして、祝宴の席を離れ、万太郎は生まれてこなかった方が良かったと陰口を言いました。その陰口を、寝込んでいた万太郎は聞いてしまうのでした。

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感想

前週の2027年から160年前の1867年まで一気にタイムスリップ。

新しいストーリーが始まりました。

美しい映像

前作は、朝ドラとしては地味な映像が多い作品だったという印象があります。

平成から令和にかけての住宅や会社の中の様子、飲食店の店内の様子など普段から見慣れた光景が多かったので、地味に感じたのかもしれません。

一方、本作は山の谷間の美しい場面からスタート。

そして幕末のセレブ家庭の描写もまた華やか。

美しい映像が好きなブログ主としては、映像を見ているだけで楽しめる作品になるかもです。

主題歌

主題歌がすぐに耳に馴染みました。

新しい朝ドラの放送が開始された直後のタイミング、ブログ主はいつも主題歌の変化に対応できないという変なクセがあります。

聞き慣れた主題歌でないと安心できないようです。

しかし本作の主題歌は初回から好きになってしまいました。

万太郎くん

家の軒下で見つけた植物に夢中になり、足だけが軒下から出ているチビ万太郎くんの図。

夢中になり過ぎると周囲が見えなくなる彼の性格をあらわすような、味わいある図でした。

このチビ万太郎くんの可愛い姿にブログ主は一目惚れです。(笑)

一気に主人公に引き込まれました。

万太郎くん、青年になっても、大人になっても、もしかすると晩年も、こんなキャラのままでありますように。

竹雄くん

今回は出番はわずかでしたが、番頭さんの息子の竹雄くん。

ブログ主はこの竹雄くんがとても気になる存在です。

出番はわずかながらも誠実そうな性格は、そのわずかな描写だけで十分に伝わってきました。

万太郎くんと同世代なので遊びたいさかりのはず。

しかし、好き勝手に振る舞う万太郎くんを横目に見ながらも目の前の仕事に真剣に取り組む姿。

万太郎くんとは対照的なすがたにもブログ主は一目惚れです。(笑)

タキさん

初登場していきなり「分家の分際」などと強烈なセリフを放つタキさん。

孫に対しても手厳しい人なのかと思いきや、孫には優しいらしい。

孫の目から見ておっかないおばあちゃんキャラが苦手なブログ主としては、タキさんがどうやら孫には優しいおばあちゃんらしいということがわかりひと安心。

しかし、一週間後の月曜日には孫に対して厳しい一面を見せるようなので、まだまだ安心はできません。

ヒサさん

ヒサさんは今のところお元気のようですが、今週の後半に描かれるはずの悲劇を思うと、今から胸が痛みます。

チビ万太郎くん、お母さんとの時間を大切にしてねと思わず言いたくなる、母と子の場面でした。

分家の人々

前作は心優しい人ばかりが登場しましたが、本作はのっけから面倒くさそうなキャラが、それも複数登場しました。

しかも、その面倒くさそうなキャラが幼い主人公のハートを深く傷つけるとは。

前作であまりにも優しい人たちに囲まれていたので、本作の面倒くさいキャラたちに馴染むことが、ブログ主の目下の課題です。(苦笑)

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予習レビュー

春の新作朝ドラ『らんまん』のスタートです。

物語は主人公が5歳の時、慶応3年(1867年)3月から始まります。

ちなみに幕末スタートの朝ドラはこれが2作品目。

1作品目の幕末スタートの朝ドラは『あさが来た』で、ヒロインの幼少期が描かれた第1回の舞台は安政4年(1857年)でした。

そして『あさが来た』の幼少期を経たヒロインが初めて登場するのが慶応元年(1865年)。

今回、慶応3年(1867年)の2年前です。

なお、大政奉還と王政復古の大号令があったのが慶応3年(1867年)。

世の中が激変する時代から物語が始まります。

さて、病弱で発熱を繰り返す幼少期の主人公という設定は前作と同じですが、本作の場合は実在モデルの史実に基づいた設定です。

主人公の実在モデル・牧野富太郎氏も幼少期は病弱でした。

しかし大好きな草花を追い求めて野山を駆け回る日々を送っているうちに、いつしか丈夫な身体になったとの由。

本作は史実を忠実に再現することを目的としてはいないのでしょうが、主人公の幼少期の設定は史実を参考にしているようです。

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POSTED COMMENT

  1. 土佐犬 より:

    高知弁は、私の出身地の宮崎弁と何故か似てるようで、楽しみです。
    舞い上がれ最終が期待してたパイロットではなく!残念な結末
    らんまん主人公に期待してます。

  2. 丹善人 より:

    神木君はいいんだけれど、やっぱりこのドラマは好きになれそうにないな。
    ということで、半年間ここのコメント欄はパスします。

  3. 還暦のたつお より:

    1867年と言えば大政奉還、この一大イベントの立役者、坂本竜馬はこの時期何故土佐に戻っていたか?山内容堂公や後藤象二郎と詰めの会談をしていたか?今週にはその背景が明らかになるのか?

  4. 名乗る程の者ではございません より:

    「カムカムで時代劇好きなひなたちゃんは花とゆめ読んでるならガラスの仮面よりスケバン刑事の方が趣味に合ってると思うが」「ちむどんに出ていた斉藤由貴さんの娘は私立鷹ノ羽学園2年B組麻宮サキの頃の母親に瓜二つだ」「舞あがれではすっかり大御所の高畑淳子さんもスケバン刑事第2話に最後ヨーヨーでお縄にされる役だった頃はその他大勢のひとりとしてクレジットされていたなあ」
    そして今朝
    「おまん、南野陽子さん演じる2代目麻宮サキの決めセリフはおまんら許さんぜよだったなあ」

    朝ドラ4作続けての連想
    スケバン刑事恐るべし!

  5. 還暦のたつお より:

     このドラマどこかしら「エール」を思い出すなあ。広末さん高知弁ネイティブ。「おまんはみんなと違うきに。」この台詞後々主人公の生涯を象徴してそう。お祖母さん主人公の壁になりそう。あと本家の跡目をねらう分家の連中。

  6. 名乗る程の者ではございません より:

    あいみょんちゃんの曲って彼女が昔好きだったメロディを十分咀嚼して作り自分の思いを乗せているんだと思うんだ、特にめ新しい試みをしているわけでなく

    だから私のようなおっさんでも聴けるんだ
    好っきやわあ、あいみょんちゃんの曲

  7. 還暦のたつお より:

    デイーン・フジオカさん今作では土佐藩脱藩浪士の坂本竜馬、「あさが来た」、「青天を衝け」では薩摩藩の元要人で経済人の五代友厚。あとは長州藩で、久坂玄瑞か高杉晋作あたりを演じれば討幕派、新政府の著名人コンプリート。イケオジだけど武道ができて華があるから可能性ありかな。

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