らんまん

名教館に通い始めて3年 / らんまん 第9回

2023/4/13(木)第2週「キンセイラン」

あらすじ

12歳になった万太郎はますます学問に入れ込み、高価な書籍を大量に買い込み分家の者たちをあきれさせました。一方、万太郎に「峰屋」の当主としての自覚が足りないことがタキの悩みでした。

そんな中、タキは「名教館」に足を運び、学頭の蘭光に告げました。万太郎は今日かぎりで「名教館」をやめさせると。万太郎は「名教館」をやめることを拒むものの、タキは万太郎の願いを受け入れませんでした。

万太郎と言い争うタキに対して蘭光は言いました。間も無く新政府が小学校制度を開始し、佐川村にも小学校が開校する。小学校の開校により「名教館」が廃止され、自分は土佐を離れることになったと。

蘭光との別れを嘆く万太郎や学友の広瀬佑一郎を見かねて、蘭光は二人をを最後の課外授業に誘いました。蘭光に連れられ万太郎たちが向かったのは仁淀川でした。三人はその日、仁淀川のほとりで一泊することになりました。

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感想

「名教館」初日に万太郎くんに水をかけ最悪の第一印象を残した蘭光先生は恩師に。

同じく「名教館」初日に真っ先に万太郎くんに目を付けた佑一郎は学友に。

そして、万太郎くんがあれほどいやがった「学問」は、今では万太郎くんの心のライフワークに。

しかし、あっという間にすべてが失われることになりました。

蘭光先生

本作の制作発表時のアナウンスによれば蘭光先生は

・酒好き
・身だしなみに無頓着
・変わり者

ということでした。

このアナウンスを読んだ際、ブログ主は昼間から酒びたりの見た目最悪の中年男を想像してしまいました。

そんなキャラがブログ主は大の苦手なので、蘭光先生の登場場面は見ていてつらいものになるかもしれないと不安に思っていました。

しかし「酒好き」の描写は一回のみ。

万太郎くんの「名教館」初日、タキさんが手土産(?)に持参した酒に激しく反応したときのみ。

「身だしなみに無頓着」なのは許容範囲内。

「変わり者」ではありましたが、一泊の課外授業に生徒を誘う際には保護者の許しを得るなど極めて常識人。

それよりも何よりも生徒たちを愛し、生徒たちに真剣に向き合う素敵な先生でした。

おそらく明日が最後の出番になるものと思われますが、願わくばどこかで再登場してもらいたいものです。

佑一郎くん

初めての登場場面での佑一郎くんの目つきは殺気だってこわかった。

一歩間違ったら万太郎くんや武雄くんを斬ってしまうのではないかというくらいの物騒な目つきがこわかった。

しかし、そんな佑一郎くんが今ではどうやら一番の学友に。

今回の仁淀川の場面での佑一郎くんのおだやかな目つき、初登場時の佑一郎くんの鋭い目つきと別人のよう。

万太郎くんと佑一郎くんがお互いに認め合うプロセスをもっと時間をかけて見せてほしかったというのがブログ主の感想です。

ちなみに佑一郎くんは青年になってから再登場する場面がひとつだけ用意されています。

成長した佑一郎くんがどんな青年になっているのでしょうか。

追伸:町人として「名教館」への通学を許された寛太くん。

彼は万太郎くんの親友という設定でしたが、最後の課外授業に来なかったのは残念。

課外授業への参加を親が許してくれなかったのかな?

学問

今回、万太郎が大量の書籍を買い込みましたが、このエピソードは将来の万太郎くんの行動のフラグと思われます。

リアル万太郎くんは生涯にわたって大量の書物を入手し、その価値は現代のお金に換算しておおよそ20億円ほどになるのだとか。

書物以外にもお金を湯水のように使ったため家業の資金は枯渇。

そんなエピソードがおそらく後半に描かれるものと思われます。

万太郎くんが買い求めた大量の書物が

・番頭の給金2ヶ月分
・お金の出所は峰屋

ということが説明されました。

今回の冒頭の場面は、高価なものを峰屋のお金を使って次々に買い求める将来の万太郎くんを暗示するエピソードかと思います。

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予習レビュー

前回から3年がスキップして万太郎くんは12歳。

最初はあれほどいやがっていた学問所「名教館」では、成績優秀な生徒の一人に。

植物に関する外国語で書かれた書籍を読みたい一心から万太郎くんは必死になって勉強するのだとか。

しかし新政府が小学校制度を始めたことで従来の学問所は廃止。

学問所「名教館」も廃止されることになり「名教館」の建物がそのまま小学校として使われることに。

また「名教館」の廃止により、万太郎くんの恩師である学頭の蘭光先生は土佐を離れることになり、万太郎くんと蘭光先生の別れが描かれます。

蘭光先生が主人公の恩師とったその直後の恩師との別れ。

あまりにも早すぎる展開のような気もしますが、恩師との別れの場面によって、主人公と恩師の心の絆の太さを強調する狙いがあるのでしょうか。

スピーディーな別れの狙いがどこにあるのかは定かではないですが、別れの場面は切ない場面になりそうです。

さて今回、蘭光先生が土佐を離れる前、万太郎くんと彼の学友は蘭光先生に誘われ一泊の課外授業に。

きっとこの場面では、万太郎くんの人生にとって大事な教えが蘭光先生よりもたらされるものと思われます。

メンターが主人公を導く定番のストーリーがブログ主は大好物なので、今回をとても楽しみにしています。

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POSTED COMMENT

  1. 丹善人 より:

    やっぱりこの主人公好きになれない。
    今日はその兆しが見えていたが、自分の興味関心のためなら
    金の糸目を付けず、家族に多大な迷惑をかけ、自分のことしか
    考えず、実家がどうなろうと知ったことではなく、好き勝手に
    生きまくって、最終的には実家を没落させる。
    まあエールでも実家を捨てたけれど、これは実家を継ぎたい
    弟に譲ったと考えればいいことで、金銭的に迷惑をかけたのでは
    ない。
    しかし、今回の主人公は、実家を捨ててからも、実家のお金を
    頼って、どれだけ迷惑をかけるのか。どこぞのニーニーと
    結局は同じじゃ無いのか。
    成功して偉人と呼ばれても、周囲を泣かせての偉業では
    まったく尊敬も出来ない。糞人間と変わりないでしょう。

    コメントする気はなかったのだが、どうしても言いたくなった。

  2. 還暦のたつお より:

     名乗る程の者ではございません様。それは見たいです。三月まで次男が寝屋川の某私立大学に通っていて、見ていた筈なので、聞いてみます。テレ朝が当地でもケーブルで見れるので、チェックしてみます。岡田准一さんですが、評判悪かったけど「ヘルドッグス」面白かったです。やはりアクション映画は主役が動けないとつまらないです。(別に「大病院占拠」の桜井さんの事を悪く言う気はないけど。)

  3. 還暦のたつお より:

    昼の放送は見れないので本日分の感想は明日か土曜日に纏めて投稿します。関係無いけど昨夜「水曜日のダウンタウン」でキンタローが、あの国の少女歌劇のヘンテコな踊りをしてたけど、ロケットボーイ君、まさかあれを見て怒ってロケット撃ったか。こっちはいい迷惑。

  4. 名乗る程の者ではございません より:

    還暦のたつお様

    コメント反応ありがとうございます
    なんかそのようなドラマがあったことは覚えていますが未視聴でしたので、すいませんです
    余談です
    たつお様が視聴なされている「どうする家康」ですが相変わらず反省会が盛況みたいですね
    私は未視聴なのでドラマ自体に関してはコメントできませんが一つだけ確実に言えること、岡田准一さん出演ひらパー最新CM「どうする園長(そのなが)」、こちらはかなり面白いです、なんかの機会があればどうぞ

  5. よるは去った より:

    蘭光「名教館は今月で・・・・・・・・・。」

    万太郎君たちが学び続ける場所が「小学校」でなく「名教館」だったら、人生というよりは世の中はどう変わっていたことでしょう。

  6. 還暦のたつお より:

    名乗る程の者ではございません様。あと印象的だったのは及川光博さん演じる化け猫の魔力で桐谷美玲さんに変貌してしまう老婦人の役でした。あれ、Jアラート、今回はかなり近いので、今日の放送は延期で、明日二話放送かな?被害の無い事を願う。

  7. 名乗る程の者ではございません より:

    「ウルトラセブン」で宇宙細菌ダリに感染してしまった女子大生役、親の目を盗み観賞した深夜に放送された「夜の診察室」で期待していたシーンがなくスケベなガキ(私だ!)をガッカリさせたヒロイン役、「愛の水中花」をセクシーな衣装で歌っていた姿、名作「蒲田行進曲」でのヒロイン小夏役、「熟年離婚」「マグロ」「結婚」テレ朝二夜連続ドラマで渡哲也さんとのコンビ、「まんぷく」でのブシムス役・・・現在は「らんまん」での本家の大女将役

    松坂慶子さんという絶世の美女がいろんな役を経て現在大女優のお姿を拝見させて頂いているのは非常に幸運なことかもしれませんね

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