本放送:2021年11月24日(水)
再放送:2024年12月11日(水)
第4週「1943−1945」

あらすじ

岡山市内の商店街は米軍の空襲によって焼き尽くされ、ひさと小しずは命を落としてしまいました。ひさと小しずが亡くなって以来、心も体も弱ってしまった金太は、雉真家で床に伏せがちな日々を送るようになりました。

そして迎えた昭和20年(1945年)8月15日。快晴の夏の日、長く続いた戦争がようやく終わりました。しかし安子も金太も、ひさと小しずを失った現実を受け入れることができずにいました。

そんなある日、焼け跡にできた市で安子は小豆を入手。その小豆を使っておはぎを作り、ひさと小しずにお供えしようと思い立ちました。そして、床に伏したままの金太に、あんこの作り方を教えて欲しいと頼みました。

しかし金太は安子の求めに応じようとはしません。安子は一人で試行錯誤を繰り返し、砂糖の入っていないおはぎを仕上げました。そのおはぎを食べた金太は「たちばな」の焼け跡の中から砂糖を探し出すのでした。

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予習レビュー

ひささんと小しずさんが空襲で命を落としてしまいます。

もしかすると、こんな悲劇が描かれるのではないかと思っていましたが、その予想が大きく外れることを祈ってきました。

しかし・・・

その祈りは通じなかったようです。

さて、ひささんと小しずさんを失ったショックで金太さんは生きる気力を失ってしまうようです。

母親と愛する妻を失い、しかも、生業である菓子づくりも思うようにできない状態。

生きがいがなくなってしまった金太さんが生きる気力をなくしてしまうのも無理はありません。

そんな中でようやく戦争が終わりました。

これまで、数々の朝ドラの中で戦後の描写を見てきましたが、母と祖母を戦争で失ったヒロインの戦後は、これまでになくつらい戦後の描写になりそうです。

しかし、安子ちゃんは少しづつ前に向かって歩き始めます。

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感想

「天気予報」という小道具

「天気予報」という小道具が実に巧みに使われていました。

稔くんが出征する直前の回だったでしょうか、小しずさんたちの井戸端会議で、天気予報の放送がなくなって不便になったという主婦の声がありました。

そして今回。

天気予報のラジオ放送が復活して、普段通りの暮らしが少しづつ戻ってきた千吉さんの喜びの声が描かれました。

「天気予報」は、普段通りの暮らしのシンボルとして描かれたわけです。

たった一つのアイテムをシンボルにすることで、暮らしの移り変わりを表現する演出は見事でした。

さらに・・・

天気予報をあたかもBGMのように流しながら、ひささんと小しずさんを失った現実を受け入れられずに苦悩する金太さんと安子ちゃんの描写は秀逸でした。

天気予報の放送は復活して、普段通りの暮らしが戻りつつあるにも関わらず、そこにひささんと小しずさんはいない。

このギャップが怖いほどでした。

「天気予報」といえば

「天気予報」といえば前作『おかえりモネ』。

普段通りの暮らしのシンボルを天気予報の放送に選んだのは前作へのオマージュなのかもしれません。

前作もまた、普段通りの暮らしを失った人たちの苦悩がテーマでした。

そして、楽器ケースを開けられなくなってしまったモネちゃんの心を救ったのは天気予報という仕事でした。

さて、ブログ主は天気予報の放送が有事の際になくなってしまうことを、本作で初めて知りました。

そして、天気予報が平和な暮らしのシンボルの一つになり得ることも初めて知りました。

前作『おかえりモネ』で、震災の心の傷を救ったのが天気予報であった理由が、今になってやっとわかったような気がします。

追伸:そして、金太さんの姿を通して、いつまでも立ち直れずにいた前作の新次さんの苦悩もより深く理解できました。

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