らんまん

誤って酒蔵の中に入る綾 / らんまん 第4回

2023/4/6(木)第1週「バイカオウレン」

あらすじ

季節は秋になり、酒の仕込み作業が始まるころ。万太郎は体が弱かったため、近所の子供たちと遊ぶことを禁じられていました。そして、そのことがきっかけとなり、万太郎は番頭の息子・竹雄とケンカを始めました。

機嫌を損ねて竹雄に対して乱暴に振る舞う万太郎を綾が厳しく叱責しました。すると、綾に叱られた万太郎は酒蔵の中に逃げ込みました。綾が万太郎のあとを負ううちに、綾も酒蔵に入ってしまいました。

綾は、酒蔵に入ってはいけないと蔵人から注意を受けました。女子が酒蔵に入ると、酒が腐ってしまうという言い伝えがあるのだと。その日の夜、タキは綾に夕食抜きを言い渡すものの、万太郎は泣いて綾をかばいました。

一方、病気で床に伏せがちのヒサの容態が悪化しつつありました。月日は流れ年が明けると、ヒサは眠ったまま目を覚まさなくなりました。そんな中、万太郎はヒサが好きな花を探すために家を飛び出してしまいました。

<<前回3回 | 次回5回>>

第1週 | 第2週 | 第3週 | 第4週 | 第5週
第6週 | 第7週 | 第8週 | 第9週 | 第10週
第11週 | 第12週 | 第13週
らんまん|感想あらすじネタバレトップページ

Sponsored Link

感想

綾ちゃんの過去

ヒサさんが昏睡状態に。

前回のナレーションにあった「槙野家に近づいている別れ」が描かれはじめました。

さて、綾ちゃんが記憶している「冷たくなってかたくなる」というのは、綾ちゃんの実の父親のことなのか、実の母親のことなのか。

ただし、その記憶が何を意味しているのか綾ちゃんは覚えていないらしい。

前々回だったか、タキさんがヒサさんに対して「綾を自分の子供として引き取ってくれた」と言ったように、綾ちゃんはヒサさんの実の子ではありません。

でも、綾ちゃんはまだそのことを知らない。

綾ちゃんは自分の過去をどこまで知っているのか、その点がブログ主には謎でしたが、これではっきりしました。

そして、綾ちゃんヒサさんのことを実のお母ちゃんだと思っていることがわかったことで、綾ちゃんの悲しみがどれほど深いかもわかりました。

綾ちゃんを叱る蔵人さんの名演

酒蔵に入ってしまい蔵人さんから叱られる綾ちゃん。

この場面、ブログ主は心配していたことがあります。

演技が今ひとつな人が誰かを叱るお芝居って、ともすれば見るに耐えないほどに厳しい言い方になりがち。

そこまで厳しく言わなくても言いたくなるレベルに。

ところが、蔵人さんの綾ちゃんの叱り方、とっても味わい深いものがありました。

厳しく叱りつけつつも、教え諭すような優しさが伝わってくる叱り方でした。

蔵人さんのお芝居。

隠れた名演としてブログ主の記憶の中に残りました。

天才子役

竹雄くんの前では、ひたすらに駄々っ子の万太郎くん。

その一方で、蔵人さんに叱られたとき、タキさんから夕食抜きを言い渡されたとき、必死になってお姉ちゃんをかばう万太郎くんの姿に好感度爆上がりです。

槙野家にやってきたお武家様への礼儀正しい挨拶といい。

お姉ちゃんをかばう姿といい。

育ちの良さがひしひしと伝わってくる万太郎くん、見ていてい実に心地良い。

子役時代の主人公の描写は一歩間違えると「こんな絵に描いたような良い子、世の中にいないよ」とツッコミを入れたくなるようなキャラになりがち。

しかし万太郎くんは、年齢相応の駄々っ子ぶりと、旧家ならではの育ちの良さのバランスが絶妙に取れています。

子役ちゃん、天才子役かも。

追伸:子役ちゃんの名演で表現されている万太郎くんの育ちの良さが、翌週、そして翌々週以降にも受け継がれますように。

(次週、子役ちゃんが交代します)

蔵人の息子の幸吉くん

酒蔵に入ってしまった綾ちゃんが蔵人さんに追い出されたとき。

綾ちゃんはかんざしを落としました。

そのかんざしを、蔵人の息子の幸吉くんが拾い上げると自分の懐の中へ。

さて、この幸吉くんが青年になったとき、成長した綾ちゃんとの間でわずかな間だけ恋が芽生えます。

そのときのフラグが上に記した場面かと思われます。

幸吉くん、拾ったかんざしをいつ綾ちゃんに返すのかな?

Sponsored Link



予習レビュー

前回、番頭の息子の竹雄くんという重要なキャラクターが登場しましたが、今回は姉の綾ちゃんというこちらも重要なキャラクターが登場します。

今のところ万太郎くんは造り酒屋「峰屋」の名目上の当主です。

しかし万太郎くんは成長してからますます植物にのめりこむために家業の酒屋「峰屋」を継ぐことはしません。

「峰屋」を継ぐのは姉の綾ちゃん。

なので今回は綾ちゃんの将来のフラグが立つ回です。

しかし、女子が酒蔵に入ることが固く禁じられていたい時代。

酒蔵に入ることすら禁じられているのですから、造り酒屋を継ぐことなど考えられない時代でもあります。

綾ちゃんが「峰屋」の後継ぎになるまでにはいくつもの障害が待っているものと思われます。

それら障害へのフラグも今回立つのかもしれません。

なお、ストーリー中盤で竹雄くんと綾ちゃんは結婚することに。

二人の関係の未来への暗示も、今回のどこかで描かれることが予想されますので、特に綾ちゃんを見つめる竹雄くんの視線に要注目です。

<<前回3回 | 次回5回>>

第1週 | 第2週 | 第3週 | 第4週 | 第5週
第6週 | 第7週 | 第8週 | 第9週 | 第10週
第11週 | 第12週 | 第13週
らんまん|感想あらすじネタバレトップページ

POSTED COMMENT

  1. 還暦のたつお より:

    ここ最近、全国の酒蔵で女性の.杜氏さんが増えていますが、最初に手を挙げた人は相当苦労したんだなと思わせるエピソードでしたね。
    灸嫌だなー、熱くて痛い。竹雄君大人。「踏まれて強くなる。」後年の片鱗が。遊びたい盛り。綾ちゃん半ば確信犯的に酒蔵に入ったな。山の神、酒蔵の神、女嫌い。お母さん危ない予感。綾ちゃん嫌な事言わないで。まさかお父さんが死んだ時の事?天狗は助けに来ない。

  2. 還暦のたつお より:

    名乗る者ではございません様。ありがとうございます。また余談です。関テレで放送してた「インフォーマ」面白かったです。ただラスボスがまた石橋蓮司さん。ラスボス役の俳優さんがお亡くなりになられているので、石橋さんと岸部一徳さんのラスボス負担率が高くなっているのはいささか残念。次世代ラスボスは、吉田鋼太郎さん、菅原大吉さんあたりかな。また脇道に逸れました。

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    私も思うところがあり、しばらくコメントをお休みさせて頂きます
    ドラマは今のところ面白く見させて頂いてますので、またいつか

    私信を二つほど

    還暦のたつお様
    しばらくやり取りは出来ませんが貴殿のコメントは楽しく拝見させて頂く所存です
    いつかまたドラマ本筋とはそれまくるやり取りしたいかなと思っています

    オペラ座の怪人様
    見られてますか?
    おきばりやす、とにかくおきばりやす
    稚拙かもしれませんが同世代の私から精一杯のエールです

  4. 名乗る程の者ではございません より:

    再放送中の「あまちゃん」
    「らんまん」にも出演するのはふたり
    菅原大吉さんと山谷花純ちゃん
    他にもいましたっけ?

    志尊淳くんと浜辺美波さん
    「あの花」実写ドラマで超平和バスターズのメンバーだったんだよね

コメントを残す