カムカムエヴリバディ

算太が金太に勘当される / カムカムエヴリバディ 第7回

2021年11月9日(火)第2週「1939−1941」

あらすじ

ある日、ダンサーになる修行をするために家を飛び出したままだった算太が帰ってきました。それまで働いていたダンスホールが閉鎖されてしまい、行き場を失った算太は、やむなく実家に戻ってきたのです。

算太が帰ってきたことで、橘家はいつも笑いに包まれるようになり、そのことを安子は喜んでいました。しかし実家にいながらも算太は、菓子職人の修行を再開させるわけでもなく、勝手気ままに過ごしていました。

同じ頃、雉真家では、稔は父の千吉から次期社長として、会社の取引先でもある軍人の神田に紹介され、雉真繊維の跡継ぎとしての準備が始まっていました。また、軍からは大量の軍服の注文を取り付けることができました。

そんな中、橘家に騒ぎが起こりました。借金取りが橘家に乗り込んできたのです。借金取りの目的は算太でした。そして借金取りの訪問をきっかけに、算太が多額の借金を抱えていたことが発覚。その日以来、算太は再び姿を消してしまうのでした。

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予習レビュー

『カムカムエヴリバディ』第2週。

前回の安子ちゃんは幸せいっぱいでした。

しかし今回から、安子ちゃんのジェットコースターのような人生が描かれます。

今回は、ジェットコースターのフラグとも言えるエピソードが描かれます。

そのきっかけは「こわもての田中」と呼ばれて恐れられている(?)凄腕の借金取りの登場です。

「こわもての田中」を演じるのは徳井優さん。

徳井優さんで忘れられないのは『ちりとてちん』で演じた伝説の借金取り「あわれの田中」です。

今回登場する「こわもての田中」は、間違いなく「あわれの田中」へのオマージュでしょう。

その「あわれの田中」あらため「こわもての田中」の登場によって、算太くんの借金が発覚。

ついに橘家を勘当されてしまう算太くん。

「たちばな」の跡取りがいなくなったことで、安子ちゃんが婿を迎えて「たちばな」を存続させるというプランが浮上します。

どうする、安子ちゃん!

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感想

『ちりとてちん』へのオマージュ

ブログ主がその登場を待ち侘びていた借金取り「こわもての田中」が登場しました。

借金取りを演じるのは徳井優さん。

そして、徳井優さん演じる借金取りといえば、忘れられないのは『ちりとてちん』に登場した「あわれの田中」です。

「こわもての田中」と「あわれの田中」。

同じ田中さんなので、これは間違いなく『ちりとてちん』へのオマージュだろうと踏んでいたのですが・・・

オマージュだとは思いますが、意外にも普通に怖い借金取りでした。(笑)

恋の試練のフラグが二つ

しかし、「こわもての田中」の登場によって算太くんは再び失踪。

結果として、次回あたりから安子ちゃんの見合い話が持ち上がることに。

一方、稔くんはお父上から取引先の軍人さんに、雉真繊維の跡取りとして紹介されていました。

安子ちゃんと稔くんの恋の試練のフラグが同時に二つも立つ回となりました。

明日から来週にかけて、切なすぎるエピソードが次から次へと描かれるはず。

昨日と今日は、嵐の前の静けさ、そんなところでしょうか。

ネタバレあり:ブログ主の希望的予測

算太くんのダンスホールでの小さな成功について、杵太郎さんは「うまく立ち回った」みたいな言い方をしていました。

この杵太郎さんのなにげない一言が、未来へのフラグだといいのになとブログ主は思いました。

どういうことか。

算太くんは、この先で招集され戦地に向かうことが判明しています。

ただし、無事に日本に戻ってくるのか、それとも戦死してしまうのか、算太くんの戦後についてはまだ何もわかってはいません。

そこで効いてくるのが杵太郎さんの「うまく立ち回った」という言葉。

算太くんは戦地でもうまく立ち回ることで、戦争を生き延びて無事に生還。

戦後の混乱期もまたうまく立ち回ることで、小さな成功を収める。

そして、二代目ヒロイン・るいちゃんの時代になって、るいちゃんの「変なおじさん」として再登場を果たしてほしい。

それが、ブログ主の希望的予測です。

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POSTED COMMENT

  1. 通りすがりの猫 より:

    私も徳井優さんの登場に「きたーー!あわれの田中!」と叫んだ一人です。でも、なんにも起こりませんでしたね…
    ちりとてちんの時はB子ちゃんは落語の世界に住んでいる子と師匠に言わしめる重要なエピソードでしたが。
    で、算太くん、ですが…ぜったいここで行方不明のままのはずないですよね!どう考えても、NHK朝ドラファンにはお馴染み、忘れた頃にやって来る「ヘンな叔父さん」シリーズですよ、コレ。だいたい、人の迷惑顧みずこの調子の良さ、名前はソロバンづくなのかいとツッコミ入れたくなりそうな「算太」だなんて、これは期待せずにはいられません。

  2. 還暦のたつお より:

     どこかしら、算太君には、寅さんの匂いがします。実家が和菓子屋と団子屋、妹が一人いる(ただし寅さんの場合は腹違い。)口が巧い。浜田岳君は、風貌、体形の異なる、西田敏行さん演じる「釣りバカ」の浜ちゃん二代目を見事に演じきった実績があります。そこで、NHKさんで「少年寅次郎」の続編で、青年期の寅さんを浜田岳君にやってもらえたらと思うのですが、いかがでしょうか?

  3. オペラ座の怪人 より:

    戦争が近づいてくる、不穏な空気の中で、
    濱田岳さんが帰ってきて、良かったね、
    と思ったら、

    息子~!
    親に、
    実家に、
    迷惑かけんなよ~!

    ι(`ロ´)ノ ι(`ロ´)ノ ι(`ロ´)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  4. 還暦のたつお より:

     吉兵衛さんの息子さん幼くして人間出来すぎです。算太君現れるタイミングがまるで「男はつらいよ」の寅さんです。サイレントによるダンスホール再現シーン。やっぱチャップリン。戦争の影響じわじわ。減らず口健在。算太君ますます寅さん化。武井壮さん演じる海軍士官登場、「マッサン」の時の柏原収史さんと同様の感じ。引越のサカイじゃなかった強面の借金取り登場。饅頭怖い。

  5. H.Sakigake4th より:

    算太…。やってしまいましたなぁ…。
    しかし「恨まれっ子世に憚る」
    案外粘り強く生き残って、後半のキーマンとなりそうです。

    神田さんへ挨拶する稔くんから店番でダラける算太へのシーンの切り替えも意識的としか思えない程の比喩になっていましたね。

    これによって跡取りも混沌としてくることに…。
    いよいよ安子は時代だけではなく、家族でも濁流に飲み込まれることになりそうです。

    最後に、まさかの「借金取り田中シリーズ」が15年ぶりに復活は胸が熱いです!
    もしかしたらあわれの田中の転生元か家族なのかなと思うと面白くなります。
    前回は低姿勢、今回はこわもて。対照的なのがさらに面白いですね。

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