カムカムエヴリバディ

安子に縁談が持ち上がる / カムカムエヴリバディ 第8回

2021年11月10日(水)第2週「1939−1941」

あらすじ

戦況の悪化により物資不足が続く中で砂糖が配給制になり、「たちばな」は商品である菓子づくりが思うように出来なくなってしまいました。そんな中、安子に見合いの話が持ち上がりました。見合いの相手は、砂糖を製造する会社の息子でした。

算太が勘当されたことで、安子に婿を迎え、さらに砂糖を製造する会社の一族と血縁になることで、砂糖を安定して手に入れようと金太は算段したのです。しかし、安子は見合いの話に戸惑いを隠せません。

見合いを言い渡された安子は、その翌朝に置き手紙を残すと、始発の電車に乗って稔が暮らす大阪へと向かいました。大阪にやって来た安子を、稔は食事や映画に連れて行きました。安子は、稔と過ごす時間を愛おしむように楽しみました。

日が暮れた頃、稔は安子を最寄り駅まで見送りました。稔と別れを告げた安子は、家路に向かう汽車に乗り込んだ途端に泣き出しました。汽車は岡山駅に到着。座席から立ち上がれずにいる安子の前に、意外な人物が姿をあらわしました。稔でした。

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予習レビュー

安子ちゃんの見合い話が持ち上がります。

安子ちゃんに見合いの話が持ち上がる理由は、婿を迎えることにあるのは事前に発表されていました。

それに加えて新たなことが判明。

安子ちゃんの見合い相手は砂糖製造会社の息子なのだとか。

時代は物資不足で、砂糖は配給制に。

商品づくりに砂糖が欠かせない「たちばな」にとっては大打撃です。

そんな苦境を突破して砂糖の安定供給先を確保するための、砂糖製造会社の息子との縁談。

そんな意味合いもあるのだそうです、安子ちゃんの見合い話には。

その話を聞かされた安子ちゃんは大阪へ。

稔くんとの最後の時間を愛おしむ、そんな気持ちで安子ちゃんは大阪へと向かうのでしょうか。

今回、切なすぎる回になりそうです。

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感想

神回

見合いの話を父の金太さんから持ち出された安子ちゃん、これが稔くんとの最後の時間と心に決めていたのでしょうか。

稔くんの住まいの最寄駅で、稔くんに深々と頭を下げる安子ちゃんの姿を見て、そのように推測しました。

そして、汽車の座席についた途端に涙を流し始める安子ちゃん。

推測は確信しました。

稔くんとの最後の時間を思い出し、涙が止まらなくなる安子ちゃん。

そんな安子ちゃんを心を癒すかのごとく主題歌が流れ始めました。

神回と言っても差し支えないレベルの、ヒロインへの愛と優しさに満ちた演出でした。

今回のフラグ

時代劇映画『棗黍之丞見参』と、主演俳優の桃山剣之介。

安子ちゃんが稔くんとの「最後の時間」と心に決めて観た映画は、三代目ヒロインの時代に回収されます。

もしかすると二代目ヒロインのご主人も関係してくるかもしれません。

今回の「桃山剣之介」のフラグ、どのような形で回収されるのでしょうか。

二代目ヒロイン・るいちゃんは安子ちゃんと生き別れ?

二代目ヒロイン・るいちゃんが、母親の安子ちゃんと生き別れになる。

そして、そのことが原因でるいちゃんは安子ちゃんを憎しみを抱きながら青春時代を送ることになる。

そんな、とあるニュースで情報を見つけました。

詳細は、カムカムエヴリバディ 第6週以降の最新情報のページに記載しました。

ケチベエ夫妻は三代目ヒロイン・ひなたの京都編にも登場?

昨日、気がついたことがあります。

ケチベエ夫妻の名前は「赤螺吉兵衛」と「赤螺清子」で、営んでいる荒物屋の屋号は「あかにし」です。

先日、発表された三代目ヒロイン・ひなたの京都編にも「赤螺清子」と「あかにし」が登場しています。

ケチベエさんこと「赤螺吉兵衛」のキャスティングは未発表ですが、「赤螺清子」の説明には「吉兵衛の妻」で「荒物屋あかにしの女将」と記述されています。

父親のケチベエさんよりはるかに円熟している吉右衛門くんの名前は、残念ながら京都編では見当たりません。

しかし「荒物屋の息子」として「赤螺吉之丞」の名前があがっています。

ただし、「赤螺吉之丞」はガキ大将キャラで、ひなたちゃんと同世代です。

これはブログ主の憶測ですが、吉右衛門くんは荒物屋の当主として「吉兵衛」の名前を襲名。

そして、結婚した相手は偶然にも母親と同じ「清子」だった。

そんなところでしょうか。

参考までに岡山編と京都編の「赤螺家」のキャスティングをまとめておきます。

初代ヒロイン:安子の岡山編
赤螺吉兵衛・・・・・・・・・堀部圭亮
赤螺清子・・・・・・・・・・宮嶋麻衣
赤螺吉右衛門・・・・・・・・中川聖一朗

三代目ヒロイン・ひなたの京都編
赤螺吉兵衛・・・・・・・・・未発表
赤螺清子・・・・・・・・・・松原智恵子
赤螺吉之丞・・・・・・・・・徳永ゆうき

初代:安子の時代の主要キャスト
三代目:ひなたの時代の主要キャスト

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POSTED COMMENT

  1. 秋桜おばさん より:

    家のしがらみに縛り付けられるのが当たり前の時代。泣く泣く見合いをするのかと思いきや…。
    稔さんのところまで飛んで行ってしまいましたね。
    しっかり思い出を胸に刻んで諦めようとする安子ちゃん、稔さんはどう出るのでしょう。家業に縛られてるのは稔さんも同じなのに。

    しかし、稔さん、優しいし、気遣いも出来て男気もあって、勇ちゃんそりゃあ太刀打ち出来ないね(涙)

  2. 名乗る程の者ではございません より:

    下宿のおばさんのセリフがブッタギリされた演出には笑いましたが、こずえみどりの漫才は8割以上こずえ師匠がべらべら喋りまくっていたな等と思い出し「みどり師匠、こずえ師匠的に演じられたのかな?」と感じほんの少し切なくなった

  3. たいとうみほ より:

    稔さん、人の心理の機微がわかるんだなあと心が温かくなります。本当に深刻な事程、面と向かっては言わないだろう、というのを、配達云々の嘘から察していた。だから、一旦はそっとして汽車に乗せ、時間差で自分も乗車して安子ちゃんには見えない所から安子ちゃんの様子を見ていた。その方が、彼女が抱えてている何かに気が付けるんじゃないかと思って。この間、稔さんが安子ちゃんの表情や手の動きを、1つも見逃すまいとしていたんでしょうねえウルウル。見守りってこういう事なんです。但し、これっていいカウンセラーの手法であると共に、刑事コロンボとかが犯人にボロを出させるテクニックと同一なので、人の心理を読む技術は使い方が良し悪しです。

  4. 地方都市住民Y.M. より:

    2週目にして涙腺崩壊。
    脚本、配役、演出、演技、編集、素晴らしい!

    先のストーリーは全く存じ上げないが、初の三部作構成で、第一部はこれから数多の別離が描かれるのかもしれない。素晴らしい人間関係を描いた後に。
    その回収に二世代も掛かってしまうような重い別れもあるかもしれない。
    西制作としては「おちょやん」での果敢な挑戦の次だけに期待してしまうが、あまり先取りせず、提供される至福の時間を、シェフお任せのコース料理のように、順番にじっくり味わっていきたいと思います。

  5. 名乗る程の者ではございません より:

    吉兵衛さんの息子、徳永ゆうきさん
    「エール」では一瞬の出番だったけど大きなインパクトを残したよね
    今回も歌唱シーンがあればいいな、というかめちゃめちゃ歌上手い(ただしクセもかなりスゴイ)からないともったいないと個人的には思います

  6. オペラ座の怪人 より:

    皆さんもだろうけど、
    私もびっくり。
    稔兄さん、同じ列車に乗っていたんだ~。

    安子は思い出作りのつもりで、
    この後、お見合いをして、
    結婚するつもりだったんだろ~けど、
    稔~、
    どうするよ~。

    815AMからの、あさイチで、
    お母さん役の西田尚美さんが出ていて、
    涙ぐんでいました。

    (>___<。)

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  7. よるは去った より:

    きぬ「大丈夫・・・・・・・・夜には帰ってくるって・・・・・・・・。」

     あの時代、あの行動に出た安子ちゃんは一老舗の娘にしてはポジティブだったのかな?
     岡山に帰る汽車の中で一人涙にくれる姿は男の私ですら共感持てました。

     稔「そねん小さい鞄一つで・・・・・・・・配達もねえじゃろう・・・・・・・・・。」

     稔君は何だかんだ言っても安子ちゃんには「赤い糸」の男性なのかな。

      

  8. あさのあさみ より:

    公式サイトには、吉之丞は吉右衛門の息子とありますので、
    吉兵衛(ケチベエ)さんの孫になるのではないでしょうか?
    そして、宮嶋麻衣さんの老後の姿が松原智恵子さん。お二人とも清楚な感じが似ています。
    出来すぎた子供の吉右衛門の大人になった姿は誰が演じるのでしょうね?

  9. 還暦のたつお より:

     物品統制。じいちゃん本当の事を言っちゃ駄目。じいちゃん、おばあちゃん恋愛結婚なの?で息子には見合いさせてる。お母さんかえって思いやりが仇に。で安子ちゃん大阪へ。鈴木君って誰。大阪のおばちゃんの安子ちゃん評いちいち当たっている。やっぱり今日中に帰る。きぬちゃんの予想的中。コートをそのまま貸す。稔君紳士。タイトルロールが最後に。ということはこの回は、このドラマにとって重要な回?えっ稔君心配してついてきた。果たしてどうなる?

  10. H.Sakigake4th より:

    異例のアバンタイトル12分。
    安子の切ない気持ちを「アルデバラン」に乗せてしっとりと演出するのはとても心憎い。

    1週序盤ではいつまでも大好きな実家の和菓子に囲まれて暮らしていたい。そう言っていましたが、これが恋というものなんですね。
    稔くんも実家も好き。

    だからこそ安子は気持ちの整理を付けたくて稔くんのところに行った。だけど余計に心の整理が出来なくなってしまったという感じでしょう。

    前作での「ここが痛いと口に出すだけで気持ちが楽になる」。今後稔くんがそんな拠り所になるでしょうね。

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