カムカムエヴリバディ

初代ヒロイン安子の誕生 / カムカムエヴリバディ 第1回

2021年11月1日(月)第1週「1925―1939」

あらすじ

1925年(大正14年)3月22日。日本でラジオ放送が開始された日、岡山県岡山市で和菓子屋「たちばな」を営む橘家に、この物語の初代ヒロイン・安子が誕生。安子の誕生は、三代にわたるヒロインの百年の物語の始まりです。

月日は流れ1933年(昭和8年)。安子はは尋常小学校の三年生になりました。仕事に厳しいが安子には甘い祖父の杵太郎。杵太郎の跡を継いだ父の金太。家族思いの祖母と母。菓子職人の修行を始めた兄の算太らの家族に囲まれて育ちました。

その頃、ラジオが普及し始めたものの、高額なラジオは庶民には高嶺の花でした。そんな中、菓子職人たちがラジオを欲しいと頼むものの、杵太郎は首をタテに振りません。しかし、安子は杵太郎からラジオをプレゼントされました。

そのラジオは杵太郎からのプレゼントではなく、算太が盗んできたものであることが発覚。しかし、ラジオに夢中になって聴き入る家族や職人の楽しそうな表情に心を動かされた杵太郎は、ラジオを購入するのでした。

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予習レビュー

ブログ主が待ちに待った藤本有紀先生の新作朝ドラ『カムカムエヴリバディ』がスタートします。

周知の通り、本作は三代のヒロインの物語が描かれます。

よって、三代のヒロインが放送期間を三等分して描かれるのなら、ヒロイン一人当たり描かれる時間は二ヶ月弱。

さらに本作『カムカムエヴリバディ』は大正から令和まで100年の歳月を描くとの由。

よって、わずか二ヶ月弱で33年の物語を描くことになります。

なので、これまでの朝ドラの三倍のペースでドラマが展開します。

実際、子役ちゃん時代は第1回の今回で終わり。

今回の途中から、ヒロイン役は子役ちゃんから上白石萌音さんにバトンタッチ。

ここまでなら、これまでの朝ドラでもよくありましたが、本作の場合は、ドラマの中の時間の流れに加えてドラマそのものの展開も早い。

第1週からヒロインの恋バナが始まるようです。

そして、普通の朝ドラならば、後半を過ぎたあたりで描かれるようなヒロインの試練が、初月から描写されます。

いかにも大阪作品らしい、新しい試みによる朝ドラ。

放送期間がいつまでになるのか、まだ決まってはないようですが、これから約半年間、当ブログと一緒に泣いたり笑ったりしていただければ幸いです。

今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。

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感想

新作スタート!

新作朝ドラ『カムカムエヴリバディ』が始まりました。

初回は、初代ヒロイン誕生の瞬間を経て、ヒロイン小学三年生の子役ちゃん時代。

丸顔が愛らしいチビ安子ちゃんの、やわらかな岡山弁が朝から耳に心地よい。

ネタバレになりますが、この可愛らしい女の子が翌週、翌々週で時代の波に飲まれると思うと、痛々しくて直視できません。

ストーリー展開を事前に知ってしまうデメリットを痛感させられました。

さて、今回はヒロインと家族を紹介することがメインで、特段のストーリーの展開はありません。

家族や周囲の人々の紹介が淡々と進んだ回でした。

そんな中、今後のフラグが一つ。

それは小学校の場面です。

チビ安子ちゃんの同級生の男の子・チビ勇くんが、安子ちゃんにちょっかいを出すものの、安子ちゃんは勇くんなど眼中にない。

ちょっかいを出された安子ちゃんが、勇くんの前から立ち去った直後の勇くんの表情。

その表情に、勇くんの気持ちがわかりやすいほどによ〜くあらわれていました。

勇くん、安子ちゃんのことが好きなんだね。

でも、そのことをうまく表現できない。

そんな微妙な表情を子役ちゃんの男の子、見事に演じきりました。

『ちりとてちん』へのオマージュ

チビ安子ちゃんがお買い物に行った荒物屋の場面。

主人がラジオで聴いていたのは落語。

その様子にチビ安子ちゃんは興味津々。

この場面、間違いなく『ちりとてちん』の第一週の名場面へのオマージュですね。

『ちりとてちん』の第一週の名場面とは、ヒロインであるチビB子ちゃんが、塗り箸職人のおじいちゃんのラジカセから流れる落語に心を惹かれる場面です。

映像の構図が、その場面にそっくり。

のっけから『ちりとてちん』へのオマージュがあり、『ちりとてちん』好きのブログ主は感激もひとしおです。

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POSTED COMMENT

  1. よるは去った より:

    落語家「一銭玉を一枚出してな、これを放り込んだらあかんのやで・・・・・・・・。」
    吉兵衛「(堪えきれずに笑)」

     ラジオから流れてきていた落語は「始末の極意」
     関東の落語家は「しわいや」という演題で演じている「ケチン坊」の噺ですね。
     それをケチ兵衛さんが聴いてバカウケしているというのが何とも・・・・・・・・笑。
     「始末の極意」はオチが何とも傑作です。
     ネットでも聴けるはずですから興味ある方はお聴きになってみては。

     それから、

    清子「お使いえらいねえ、安子ちゃん・・・・・・・・。」

     清子さん役の宮嶋麻衣ちゃんは「ちりとてちん」ではヒロイン(貫地谷しほり)の親友の順子ちゃん役でしたね。

    三太「美味しいです・・・・・・熱いお茶もちょうでえ・・・・・。」

     濱田岳君は「超入門!落語THE MOVIE」の案内役。

  2. よるは去った より:

    杵太郎「ん?・・・・・硬え小豆があるぞ・・・・・・・・・・・。」

    杵太郎祖父ちゃん役の大和田伸也さんが、以前の「藍より青く」でヒロイン(真木洋子)の夫役を演じたのだのはどのくらい以前のことだったでしょうなんて思ってしまいました。

  3. 秋桜おばさん より:

    始まりましたねー。

    まだまだおかえりモネを引きずっておりますが(笑)オープニングが、これまでの「水色」と違って、鮮やかな色遣いで気持ちが切り替わります。
    AIちゃんの主題歌も元気が出ますね。
    ドラマは朝蔵さんが言われたように、ちりとてちんを彷彿とする場面が見られて、ちりとてちん大好きだったのでワクワクします。
    商店街の活気はまるでおちょやんの道頓堀みたいでした。城田さんのナレーションも英語の授業を思い出しました(笑)
    カムカムエブリディも楽しめそうな予感。

    半年で100年を描くので、そのスピードにしっかりついていかなくちゃです!

  4. 名乗る程の者ではございません より:

    サビだけ聴いただけでは朝ドラっぽくないかなと杞憂したテーマ曲でしたが、opアニメとも非常にマッチングしていてかなり良い感じですね
    この曲を三人のヒロインが審査員として座る前でAIさんが歌い上げるのが見たいですね、大晦日に

    加えてアンカーヒロインの川栄ちゃんの前で紅白歌合戦復帰したAKB48が#どえらいダンス披露するのも見たいですね、いい年こいてAKB好きなおっさんの願望です(^_^;)

  5. つい しょうこ より:

    あーやっぱり。
    イサムくんは、「お子ちゃま」なのね。

  6. 丹善人 より:

    カムカム英語、リアルで聴いたことがあるな。
    でも何でこの曲だったんだろう?

    しかし、二ヶ月ごとに主人公が交代していくドラマに、ついていけるかとても不安。

  7. オペラ座の怪人 より:

    今日は、孫に甘~い「おじいちゃま」のお話でした。
    でも、最初の出演者紹介の最後(トメ?)は甲本さん?

    濱田岳さんも出ているんだ~、お兄ちゃん役で。
    もう、結構、いい歳だと思うけど、童顔だから?

    それにしても、テレビもない食卓で、
    4辺の内、1辺には誰も座らないのは、なぜ?
    それは、撮影の都合。
    カーッカッカッカッカッカ。

    ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  8. H.Sakigake4th より:

    1.朝蔵様eye’sコーナー

    ケチ兵衛さんがラジオを聴いていた落語!
    たしかに「ちりとてちん」でおじいちゃんが草若師匠の愛宕山を聞いていましたね。
    やはりそこと被りますね!藤本先生。粋ですね!

    2.おかえり朝ドラのコーナー
    「澪つくし」でのツエさん役だった鷲尾真知子さん。
    おとぼけキャラからしっかりものの優しいおばあちゃんへ。
    物語のオアシスになりそうです。

  9. 還暦のたつお より:

     安子、って名前まさか餡子から?関係ないけどおばあさん役の鷲尾真知子さん「うる星やつら」で巫女のサクラさん役の声優をしていました。兄ちゃんいつもの浜田岳。ラジオ盗んじゃ駄目でしょう。大和田おじいさん出てきて一件落着。結局ラジオ買いました。みんな楽しそう。

  10. H.Sakigake4th より:

    さあ!始まりました。「カムカムエヴリバディ」
    今作も朝蔵様、ファミリーの皆さんよろしくお願いいたします!

    前作と比べて約100年というとにかく長いスパンになります。早いペースに飲み込まれないように食らいついていきます!

    ラジオがクラスのカーストを決めてしまうなんて、時代を感じます(笑)
    そして1話から窃盗とは、いきなり波乱すぎますね(笑)

    安子や皆の気持ちを汲みとった、大将の買ったラジオ。
    この三代の物語の原点。

    世代がバラバラな為、必ずそれを繋ぐキーアイテムが必ずあるはず。

    ラジオは今後のフラグのキーアイテムとしてはかなり有力。世代を超えてどのように絡んでいくのでしょうか…。

  11. 還暦のたつお より:

    甲本さんは「カーネーション」の時の、隣の電気屋のおっちゃんが印象的でしたが、今回は岡山県人の役で甲本さんは生粋の岡山人なのではまり役ですね。妻役の西田尚美さんも近作「新聞記者」でも重要な脇役で名演を見せていたので、期待大です。素朴な美少女、上白石萌音ちゃん。どことなく「水色の時」に出ていた頃の大竹しのぶさんを連想します。果たしてこのドラマ名作となるのでしょうか?

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