カムカムエヴリバディ

ジャズ喫茶を訪れる安子 / カムカムエヴリバディ 第4回

本放送:2021年11月4日(木)
再放送:2024年11月21日(木)
第1週「1925―1939」

あらすじ

稔から教えてもらったラジオ英語講座を、安子は毎朝聴くようになりました。しかし、それは安子にとって生まれて初めての英語です。安子は英語を聞きとることはできず、聞こえたままに文字起こしをするのが精一杯でした。

そんな中、雉真家から和菓子の注文が入りました。安子は注文を受けた和菓子の配達のために雉真家を訪問。しかしその日、家から出てきたのは稔ではなく女中でした。少し気落ちしながら家に戻る安子は、立ち寄った書店で稔と遭遇しました。

そして、自転車に乗ることができない安子は、自転車の乗り方を稔に教えてもらうことになりました。その翌日、約束どおり、安子は稔に自転車の乗り方を教えてもらいました。自転車の練習を終えた安子と稔はその足で喫茶店へ。

安子が初めて足を踏み入れた喫茶店で、稔は家業の雉真繊維を拡大することが自分の夢だと語りました。しかし、夢は何かと尋ねられた安子は、今は自転車に乗れるようになることが夢だと答えるのが精一杯でした。

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予習レビュー

記念すべき安子ちゃんと英語との出会いが描かれます。

安子ちゃんが英語と出会ったきっかけは、英語を流暢にしゃべる稔くんがラジオの英語講座の存在を安子ちゃんに教えたこと。

また、安子ちゃんは稔くんにデートに誘われます。

デートの場所はジャズ喫茶。

実はこのジャズ喫茶でのデートの場面、今後の重要なフラグが立ちます。

ジャズ喫茶で、安子ちゃんと稔くんが一緒に聴く曲はルイ・アームストロングの『On the Sunny Side of the Street』。

安子ちゃんが初めて聴いたルイ・アームストロングの「ルイ」は、そのまま二代目ヒロインの名前「るい」に。

また、ルイ・アームストロングが歌う『On the Sunny Side of the Street』を、稔くんは「日向の道を」と訳します。

この曲名の「日向」が、三代目ヒロインの名前「ひなた」に。

そんなわけで、ジャズ喫茶のデートの場面、今後の展開を占うとても重要な場面になるような気がしています。

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感想

二代目、三代目のヒロインのフラグ

二代目、三代目のヒロインのフラグが立ちました。

二代目ヒロインの名前は「るい」。

この名前は、今回の最後に歌声が登場したルイ・アームストロングの「ルイ」が由来と思われます。

三代目のヒロインの名前は「ひなた」。

今回の最後に登場した曲名『On the Sunny Side of the Street』を、稔くんが訳した「日向(ひなた)の道」が、三代目ヒロインの名前の由来と思われます。

今回描かれた喫茶店の場面は、安子ちゃんと稔くんが急速に距離を縮めた場面。

いつかこの場面は、優しい思い出がいっぱい詰まった瞬間として、安子ちゃんの胸の中に繰り返しあらわれてくるのではないかと思います。

安子ちゃんにとって宝物みたいな時間の思い出が、娘へ、そして孫娘へと受け継がれてゆくのかと思うと、涙なしには観ることができない喫茶店の場面でした。

さて、藤本有紀先生の作品はフラグとその回収の見事さが特徴の一つ。

安子ちゃんと稔くんが距離を縮めた喫茶店の場面。

そして、ルイ・アームストロングの『On the Sunny Side of the Street』がどのような形で回収されるのか。

大きなフラグが立ったことで、三代のヒロイン百年の物語が本格的に始まりました。

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POSTED COMMENT

  1. 還暦のたつお より:

     補足ですが所要時間は、鳥取市、岡山市間の物です。日本海沿岸から瀬戸内海沿岸までなので、軽く日本列島を縦断するかたちになります。

  2. 還暦のたつお より:

    名乗る程の者ではございません 様ご指摘ありがとうございます。当方、鳥取県東部に在住しておりまして、車で小1時間も走れば、岡山県津山市に入ります。例の「八ツ墓村」の題材となった事件の起こった所であり、B‘Zの稲葉浩志、俳優のオダギリジョー両氏の出身地でもあります。距離的にはそれほど離れていないのに鳥取、岡山両県では方言がかなり異なっています。どうやら岡山、鳥取県境付近が岡山弁の最北端だと思われます。瀬戸内側で岡山弁が広がり、日本海側へは、中途で途切れてしまったのは、日本海方向には山間部が連なり交通の便が悪かった事が原因だと考えられます。車で走ると分かるのですが、鳥取、岡山両県をまたぐ高速道路が無いため、鳥取岡山間の所要時間は鳥取大阪間の1.5倍から2倍かかります。(ただし兵庫、大阪間を高速道路を使った場合です。)また関係の無い事を書いてしまいました。すみません。 

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    還暦のたつお様

    世良公則さんは西田尚美さんと同じく広島県福山市出身ですが、福山市は広島県における第2に栄えている市ですが県庁所在地の広島市からはかなり離れた県内最東に位置し、岡山県庁所在地である岡山市の方が近く岡山県第2に栄えている倉敷市に隣接していますので文化圏としては岡山であると言われています、実際に方言も岡山弁に近いです。
    余談ですが、福山市といえは「崖の上のポニョ」の舞台になった鞆の浦があり、またウルトラマンエースが最初に戦った場所です(北斗隊員も南隊員も福山市出身です、まあ正式には南隊員の出身は月なんですが・・・)。

  4. 秋桜おばさん より:

    おー、「るい」と「ひなた」のなまえの由来がここに散りばめられてたんですね。

    いつもの朝ドラに比べてやっぱりテンポが早いですね。放送を見て、朝蔵さんのブログで復習しています(*^^*)

    安子ちゃんの無垢な笑顔が見られるのもあと少しなのかな。これからの展開がすこしハラハラですね。

  5. 還暦のたつお より:

     オペラ座の怪人様、稔君、は白線の入った学帽を被っている事から旧制高校の生徒と思われます。旧制高校は、全寮制の男子校で、東大、京大、などの旧帝国大学入学を志望する若者が、その前段階として必ず入学しなければならない学校です。大学入学後の高度な専門教育に耐えうる、学識、教養を身に着けるのが目的です。戦後、教育改革により旧制高校は地方の国立大学へと改編されます。なので、高校、大学生どちらとも言えないのです。はっきりしなくてすみません。因みに勇君の通う中学とは、現在の公立普通科高校に当たります。なので、いまだにお年寄りと話しをすると地元の名門県立高校の事を「何々中学」と言われる事があります。尚私立大学に行く場合は旧制高校に行く必要はなく各大学の予科に通うだけで良かったようです。(ただし入試に合格する必要はあります。)

    • 浦まんた より:

      還暦のたつおさま
      すでに8日放送の文通の中で明かされましたが、稔は大阪商科大(いまの大阪市大)予科に在籍していましたね。
      たつおさまの情報に補足しますと、関西の旧制高校は、三高(京都)、大阪高、浪速高、姫路高、私立甲南高(神戸市、七年制)があり、また地元岡山にも六高がありました。当時、東大、京大、東北大、九大(と京城、台北)のみに帝大法文系学部がありました。エリートサラリーマン志向なら旧制高校から帝大経済という進路もありえますが、会社の跡取りにとって商科大に行き実学を身につけるのがベターです。商都大阪の大阪商科大は東京商大(現一橋)、神戸商業大(現神戸大)と並ぶ名門校でした。ただし、三商大は昭和に入ってから高等商業学校から大学へ昇格したため、学内に高等学校相当の予科を設けて一般教養や語学の訓練をしていました(旧制高校文科卒業生が入学してこないからです。当時、旧制高校の総定員は旧帝大定員を下回っており、高校生は必ずどこかの帝大に入れました)。ドイツ語志向の強い旧制高校・帝大ラインと異なり、商大では国際商業の主要語である英語教育を重視しており、稔が英語に堪能なのも実にリアリティのある設定です。主様のあらすじ予告ですと、勇は中学卒業後に東京の大学に進学するようですが、野球狂の彼ですから、慶応の予科に進学するような気がします。

  6. つい しょうこ より:

    嫁入り前の娘さんは、幼馴染のお兄さんと言えども、男性とジャズ喫茶になんぞに言ってはいけません。
    なんて硬いことはこのくらいにしておきましょう。ドラマが進みません。
    あっという間にお茶に誘われて、差し向かいでコーヒー飲んでるこのスピード感。
    それに引きかえ約100年後の「角のお蕎麦屋さんまでの道」の何と遠かったこと・・・

    P.S
    寒くなってまいりました。
    BSファインのレッグウォーマーは、これからの季節に欠かせません。
    加茂繊維さん、ありがとうございます。御社の製品のおかげで今年も無事越冬できそうです。

  7. オペラ座の怪人 より:

    実(稔?)お兄さんは、高校生?大学生?
    いずれにしても、安子ちゃんは恋に落ちたのね~
    どうなるんだろう?
    予習をしないから、私、知らないけど、
    いやあ、いいですなあ。

    よるは去った様、ハリスさんの情報、ありがとうございます。
    そうでしたか~!?
    私は長生きしたので、
    ギリギリ、JBハリスさんの現役時代のラジオ講座を知っておりまして、
    いやあ、懐かしいですなあ。

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  8. 還暦のたつお より:

    段田さん、やっぱり現総理に顔が似ている。気になるんだ稔君の事。偶然思わぬ所で再開。まるで少女マンガ。自転車の乗れないの?好きな人と、好きな人が好きな事に関心が傾く。「お砂糖入れても」ちょっと感で答えたな。世良さん「下町ロケット ガウディ計画」以来かな?息子役の前野君は地元岡山出身。世良さんはお隣の広島出身。出演者をドラマの舞台周辺の出身者で固めています。賢明な判断。

  9. よるは去った より:

    稔「『ひなたの道を』ってことか・・・・・・・・・。」

     しかし、この時の日本は「ひなた」どころかし「修羅場」の道に進みつつあったのですね。

  10. H.Sakigake4th より:

    安子に訪れた欧米との出会い。
    そのカルチャーショックをより鮮明にするために、実家を和菓子屋にしたのかと思うほどです。

    とはいえ稔くんと欧米文化に出会わなければ、今後の激動に身を任せることがなかったかもしれないと思うと非常に複雑なところです。

    しかしまぁ、雉真さんちに配達と知ると目の色を変え、稔くんが出て来なければ肩を落とす…。
    久々に正統派ヒロインが登場しましたね(笑)

    かなりスピーディーな展開なので1週間があっという間です。

  11. TM より:

    今回誤字が多すぎます。
    ラジを
    何を行ってるのか
    修正希望します

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